【メンズ髪型】海外のトレンドヘアで差をつける!人気スタイルからオーダー術まで
海外の映画やドラマ、SNSで見かける、洗練されたクールなメンズヘアスタイル。
「自分もあんな風に、かっこよくなってみたい」
「日本のトレンドとは一味違う、自分だけのスタイルを手に入れたい」
そんな風に、海外のヘアスタイルに憧れを抱いたことはありませんか?
骨格を美しく見せ、男らしさをストレートに表現する海外のヘアスタイルは、あなたの魅力を新たな次元へと引き上げてくれる可能性を秘めています。
しかし、同時に「あれは、骨格が違う外国人だから似合うのでは?」という不安を感じるのも事実。この記事では、そんな憧れと不安の両方に寄り添い、私たち日本人がお洒落に、そしてスマートに海外風ヘアを取り入れるための秘訣を、プロの視点から徹底的に解説します。
なぜ海外のメンズヘアは、これほど魅力的なのか?
海外のメンズヘアスタイルが、普遍的なかっこよさを感じさせるのには、いくつかの理由があります。
- 1. 骨格を際立たせる、潔いカットサイドや襟足を、時に肌が見えるほど短く、大胆に刈り上げるスタイルが主流です。これにより、頭の形や顔の輪郭といった、その人本来の骨格の美しさが際立ち、シャープで力強い印象を与えます。
- 2. クラシックとトレンドの融合古くから愛される七三分けやオールバックといったクラシカルなスタイルを、現代的なカット技術(特にフェードカット)でアップデートさせたスタイルが多く見られます。伝統へのリスペクトと、現代的な感性が融合しているのです。
- 3. “男らしさ”へのストレートな表現清潔感、力強さ、威厳、そして色気。海外のメンズヘアは、男性が持つ様々な魅力を、小細工なしにストレートに表現するスタイルが中心です。その潔さが、見る者を惹きつけます。
- 4. スタイリングへの高い意識ヘアスタイルをファッションの一部として捉え、ジェルやポマード、グリースといったスタイリング剤で、きっちりとセットアップする文化が根付いています。髪にツヤを与え、ビシッと整えることが、身だしなみの一つとして重視されています。
これを押さえれば間違いない!海外で人気のメンズヘアスタイル
海外のトレンドを語る上で、欠かすことのできない代表的なスタイルをご紹介します。
フェードカット / スキンフェード
現代の海外メンズヘアの、まさに基本中の基本と言える技術。サイドや襟足を0mmに近い短さから、ミリ単位の美しいグラデーションで刈り上げていきます。どんなヘアスタイルも、これを取り入れるだけで一気に本格的な海外風の雰囲気に仕上がります。
クロップスタイル
トップを短く、前髪を直線的に切りそろえた、武骨でモードなスタイル。特にサイドをフェードカットと組み合わせた「フェードクロップ」は、海外のストリートシーンで絶大な人気を誇ります。
スリックバック(オールバック)
ジェルやポマードを使い、全ての髪を後ろへタイトに流すクラシカルなスタイル。サイドをツーブロックやフェードで刈り上げ、トップだけを流すのが現代的なアレンジです。
ポンパドール
前髪を高く、そして大きく持ち上げてボリュームを出し、後方へ流す華やかなスタイル。リーゼントの原型とも言われ、パーティーシーンなどでも映える、男らしさとエレガンスを両立したデザインです。
日本人が「海外風ヘア」を成功させるための3つのポイント
憧れのスタイルを、自分のものにするための重要な秘訣です。
- ポイント1:髪質の違いを理解し、パーマを味方につける欧米人のような柔らかく動きのある質感を、日本人の硬く直毛な髪質で再現するのは難しい場合があります。そんな時は、パーマをかけて、流れやすく、動きやすいベースを作ってあげることが成功への一番の近道です。
- ポイント2:骨格に合わせて「似合わせる」外国人のモデルの写真をそのまま真似るのではなく、あなたの骨格に合わせてデザインを調整することが何よりも重要です。例えば、ハチが張っている人はサイドの刈り上げを高めに設定する、絶壁の人は後頭部の長さを残して丸みを出すなど、プロの「似合わせ技術」が不可欠です。
- ポイント3:スタイリング剤を使いこなすナチュラルな仕上がりのワックスだけでなく、海外のメンズスタイリングで主流の、強いホールド力とツヤ感を出せる「ポマード」「グリース」「ジェル」といったスタイリング剤に、ぜひ挑戦してみてください。質感を変えるだけで、驚くほど雰囲気が変わります。
理容室で理想の「海外ヘア」をオーダーする秘訣
海外のヘアスタイルは、特に専門的な技術を要するものが多いため、理容室選びとオーダーが非常に重要になります。
- 専門的な技術を持つサロンを選ぶ特に、精密なバリカンワークが求められる「フェードカット」は、全ての理容師ができるわけではありません。そうしたスタイルを得意とし、経験豊富な理容師が在籍するサロンを選ぶようにしましょう。
- オーダーで伝えるべきこと
- 理想のスタイル写真を見せる: これが最も確実です。海外のモデルや俳優、アスリートなど、あなたの理想に近い写真を用意していきましょう。
- 具体的なスタイル名を伝える: もし分かるなら、「サイドはスキンフェードで、トップはクロップスタイルにしたい」など、専門用語を使えると、よりイメージの共有がスムーズになります。
- 「似合わせ」を相談する: 「このスタイルを、自分の骨格に似合うように調整してほしいのですが、可能ですか?」と、プロの提案力を引き出すような相談の仕方が理想です。
まとめ
海外のメンズヘアスタイルは、あなたの個性を際立たせ、男らしさをストレートに表現するための、非常に魅力的で洗練された選択肢です。
しかし、そのスタイルを、髪質も骨格も違う私達日本人が美しく再現するには、骨格の違いを深く理解し、ミリ単位でカットを調整する技術、特にフェードのような専門的なスキルが不可欠です。
憧れの海外ヘアを、単なる模倣ではない、あなただけの「似合う」スタイルへと昇華させること。それこそが、私たちプロの理容師の仕事です。本物の技術で、あなたの新しい魅力を引き出してみませんか?ぜひ一度、ご相談ください。