ワックスでセットした髪が午後に崩れる方へ|一日中スタイルを維持する方法
朝、時間をかけて完璧にセットしたはずのヘアスタイルが、ランチタイムを過ぎ、午後の時間になると、力なく崩れてしまっている。そんな、鏡を見てがっかりした経験はございませんでしょうか。この、スタイリングにおける「午後の壁」とも言える現象は、多くの方が抱える共通の悩みです。この記事では、ワックスでセットした髪が午後に崩れてしまう根本的な原因を解明し、朝の美しいスタイルを夜まで維持するための、プロが実践する具体的な解決策について詳しく解説いたします。
なぜ、セットした髪は「午後」に崩れてしまうのか
朝のスタイlングが、午後に向けて徐々に崩れていってしまうのには、いくつかの明確な理由が存在します。
1.スタイルの「土台」が、そもそも脆弱である
最も大きな原因は、ワックスをつける前の、スタイルの土台作りにあります。ドライヤーによるベース作りが不十分で、髪の根元の立ち上がりや毛流れがしっかりと固定されていない場合、ワックスの力だけでスタイルを支えることになります。これでは、時間の経過と共に、重力に負けてスタイルが崩れてしまうのは、当然の結果と言えるでしょう。
2.時間と共に分泌される「皮脂」の影響
私たちの頭皮からは、時間と共に皮脂が分泌されます。この皮脂が、髪についたワックスの油分と混ざり合うことで、ワックスのセット力を徐々に弱め、スタイルを重く、そして崩れやすくしてしまいます。特に、髪質がオイリーな方は、この影響を顕著に受けやすくなります。
3.空気中の「湿気」の影響
空気中に含まれる水分、すなわち「湿気」も、スタイルを崩す大きな原因です。髪の毛は、湿気を吸収すると、元々のクセが出やすくなる性質を持っています。特に、湿度の高い日などは、この影響で、創り上げたスタイルが維持しにくくなります。
「午後も崩れない」スタイルを創る、プロのスタイリング術
それでは、プロはどのようにして、これらの原因に打ち勝ち、一日中崩れない強固なスタイルを創り上げているのでしょうか。その秘訣は、朝のスタイリングの「手順」と「仕上げ」にあります。
1.ドライヤーで、崩れない「土台」を完璧に創る
まず、風に強いスタイルの土台を創り上げるための、最も重要な工程が「ドライヤー」です。髪を乾かす際に、なりたいヘアスタイルの毛流れとは逆の方向から根元に温風を当てて立ち上げ、その後、本来の毛流れの方向に風を当てて整えます。そして、形が決まったら、冷風を当ててスタイルを固定します。このプロセスによって、髪の根元に力強い立ち上がりと、崩れにくい方向性が記憶され、強固な土台が完成します。
2.皮脂や湿気に強いワックスを選ぶ
スタイリング剤は、セット力が高いだけでなく、皮脂や湿気に強い、ドライな質感のマットワックスやクレイワックスを選ぶことをおすすめします。これらのワックスは、余分な油分や湿気を吸収し、サラリとした質感を長時間維持しやすいのが特徴です。
3.プロの最終兵器「ヘアスプレー」で完璧に固定する
そして、スタイルを絶対に崩したくない、という日のための、プロが使う最終兵器が「ヘアスプレー」です。ワックスで全体の形を整えた後、最後の仕上げとして、キープ力の高いヘアスプレーを髪全体に軽く吹きかけます。スプレーの樹脂成分が、創り上げたスタイル全体をコーティングし、皮脂や湿気といった外部の刺激から髪型を完璧に守り抜いてくれます。
最高のスタイルは、最高の「道具」と「設計」から
これまで、午後にスタイルが崩れないための方法をご紹介してまいりましたが、その大前提として、お客様一人ひとりの髪質や骨格に合わせて、そもそも崩れにくいように緻密に計算されたベースカットが施されていることが、何よりも重要です。
私達プロのスタイリストは、お客様がご自宅で簡単にスタイリングできるよう、カットの段階からデザインを創り上げます。そして、そのカットデザインを最大限に活かすための、高品質な「サロン専売品」の中から、持続性に優れた最適なワックスやヘアスプレーを選び出し、プロの技術を直接お伝えさせていただきます。
もう、午後の自分の姿に、がっかりする必要はございません。ぜひ一度、その違いをサロンでご体感ください。