ワックスの「やり直し」は可能?失敗した時の正しい対処法
ご自宅でのヘアスタイリングで、「ワックスをつけすぎてしまった」「思い通りの形にならなかった」と、セットをやり直したい、と感じる瞬間は、誰にでもあるかと存じます。しかし、一度ワックスをつけてしまった髪を、どのようにしてやり直せば良いのか、その正しい対処法をご存知ない方も多いのではないでしょうか。下手に触ると、かえって状態を悪化させてしまうことも。この記事では、ワックスでのスタイリングに失敗してしまった際の、プロが実践する正しい「やり直し」の方法について、詳しく解説いたします。
スタイリングを「やり直したい」と感じる、主な原因
まず、どのような状況で、私たちはスタイリングを「やり直したい」と感じるのでしょうか。その主な原因は、ワックスの「つけすぎ」や、髪に均一に馴染んでいない「ムラ」、あるいは、創ったスタイルが「気に入らない」といった点に集約されます。これらの問題は、一度ワックスが髪に付着し、ある程度時間が経過してしまうと、修正が非常に困難になります。
プロが推奨する、最も確実な「やり直し」の方法
それでは、スタイリングに失敗してしまった場合、プロはどのように対処するのでしょうか。皆様が期待する答えとは、少し違うかもしれませんが、私達が最も確実で、そして最終的に最も美しい仕上がりを約束する方法として推奨するのは、**「一度、シャンプーで髪を洗い流し、ゼロの状態から、もう一度スタイリングをやり直す」**ということです。
一見すると、非常に手間がかかるように感じられるかもしれません。しかし、ワックスが不均一についていたり、量が多すぎたりする状態の上から、さらに何かを重ねて修正しようと試みても、ほとんどの場合、状況はさらに悪化してしまいます。根本的な原因を取り除き、清潔な状態から、もう一度正しい手順でスタイリングを行うこと。それこそが、失敗を成功に変えるための、唯一にして最短のルートなのです。
時間がない場合の、応急処置としての「手直し」術
そうは言っても、朝の忙しい時間帯などに、髪を洗い流す時間的な余裕がない、という場合もあるかと存じます。その場合は、完璧な「やり直し」は難しいですが、ある程度の「手直し」で、状況を改善させることが可能です。
水を使って、ワックスを再活性化させる
まず、ワックスを新たに手に取る前に、少量の「水」を手のひらに取ります。そして、その湿った手のひらで、失敗した部分の髪を優しく揉み込むようにして、髪に水分を補給します。髪に付着していたワックスは、この水分によって、つけたてのような柔らかく、再び動かせる状態へと「再活性化」します。この状態で、手ぐしで全体のシルエットや毛束感を、可能な範囲で整え直します。
ドライタオルで、余分な油分を吸い取る
ワックスをつけすぎて、髪がベタついてしまった場合には、乾いたタオルで、髪を優しく挟み込むようにして、余分なワックスの油分を吸い取ります。ゴシゴシと擦ると、スタイルが完全に崩れてしまうため、あくまで優しく押さえるのがポイントです。
「やり直し」を不要にするための、最初のスタイリングが最も重要
これまで、失敗した後の対処法について解説してまいりましたが、最も本質的な解決策は、そもそも**「やり直しの必要がない、完璧なスタイリングを、最初の一回で成功させる」**ことにあります。そのためには、ドライヤーで髪の土台を完璧に創り上げること、そして、ご自身の髪質に合った、適切なワックスを、正しい量で、正しい手順でつける技術をマスターすることが不可欠です。
私達サロンで取り扱うプロフェッショナル仕様のスタイリング剤、いわゆる「サロン専売品」は、非常に伸びが良く、操作性に優れているため、初心者の方でも、ムラやつけすぎといった失敗が起こりにくいように設計されています。
お客様が、毎朝、やり直しの必要がない、最高のスタイリングを実現できるよう、私達が、最高の道具と、最高の技術で、責任を持ってサポートいたします。ぜひ一度、ご相談ください。