理髪店へ行く時の服装、どうすれば良い?リラックスして過ごすためのヒント
お気に入りの理髪店へ行く日。新しいヘアスタイルになることを楽しみに思う一方で、「どんな服装で行くのが適切なんだろう?」と、ふと考えたことはございませんか。「襟付きのシャツはカットの邪魔になるかな?」「パーカーのフードはどうしたら良いのだろう?」そんな細やかなお心遣いをされる方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、あなたのそんな些細な疑問を解消し、理髪店で心からリラックスして過ごすための服装のヒントについて、詳しくご紹介いたします。
結論から言うと、基本的にはどんな服装でも大丈夫です
まず、どうぞご安心ください。私たち理髪店は、お客様が普段通りのリラックスできる服装でご来店されることを、心から歓迎しております。施術の際には、お召し物が汚れたり、細かな髪の毛が付着したりすることがないよう、首元から膝の上までを覆う大きめのクロス(ケープ)をしっかりと掛けさせていただきます。そのため、基本的にはどのような服装でお越しいただいても、施術に大きな支障が出ることはございません。
より快適に過ごすための、服装選びのちょっとしたヒント
基本的には自由とお伝えしましたが、もし、より快適に、そしてスムーズに施術を受けたいとお考えでしたら、服装選びの際に少しだけ意識していただくと良い点がいくつかございます。
襟元がすっきりした服装
Tシャツやクルーネックのセーターといった、襟元がすっきりとした服装は、襟足ぎりぎりのラインをカットしたり、シェービング(顔剃り)をしたりする際に、理容師が非常に作業しやすくなります。お客様ご自身にとっても、首周りがもたつかず、快適にお過ごしいただけます。
フードのない服装
パーカーなど、フード付きの衣類は、クロスの中でどうしてもかさばってしまい、首周りのカットやシャンプーの際に少しだけ施術の妨げになる可能性がございます。もちろん、着てきてはいけないという訳ではございませんが、より快適さを求めるのでしたら、フードのない服装がおすすめです。
タートルネックやハイネックは避けた方が無難
襟足のラインを美しく仕上げる上で、首周りが完全に隠れてしまうタートルネックやハイネックの服装は、できるだけ避けていただいた方が良いかもしれません。冬場などで、どうしても着用してご来店される場合は、お店でお着替えいただくなどのご対応をお願いすることもございます。
「なりたいイメージ」を服装で伝えるという上級テクニック
実は、お客様のその日の服装は、私たちがヘアスタイルをご提案する上で、非常に重要なヒントになることがあります。お客様が普段どのようなファッションを好み、どのようなライフスタイルを送られているのかが、服装から伝わってくるからです。カウンセリングの際に「今日のこの服装に合うような、おしゃれな感じで」といったように、ご自身のファッションと絡めてイメージをお伝えいただくのも、理想のスタイルを共有するための、とてもスマートな方法です。
服装以上に、私たちが大切にしていること
どのような服装でご来店いただくかということ以上に、私たち理容師が大切にしていることがあります。それは、お客様がお店の空間で、心からリラックスして、ご自身の時間を楽しんでくださることです。服装のマナーに気を遣いすぎて緊張してしまうよりは、一番落ち着くお気に入りの服装でご来店いただく方が、私たちにとっても嬉しいことなのです。
誠実な理容師は、あなたをありのままお迎えします
私たちの仕事は、お客様の髪を切ることだけではありません。お客様が普段どのような服装を好み、どのような毎日を送っていらっしゃるのか。その方の個性や人生の背景を尊重し、理解した上で、その人らしい最高のスタイルをご提案すること。それこそが、誠実な理容師の務めであると考えております。どうぞ、服装のことで気負うことなく、ありのままのあなたで、お気軽にご来店ください。