メンズパーマが伸びてきたらどうする?カットで活かすか、かけ直すかの判断基準
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パーマをかけて1ヶ月、2ヶ月。最初は完璧だったヘアスタイルも、髪が伸びてきて、なんだかまとまりが悪くなってきた。トップのボリュームは出にくくなり、サイドは重たい印象に。そんな、パーマをかけた後の「伸びてきた」状態に、多くの男性が「この後どうすれば良いのだろう?」と悩んでしまいます。「このまま伸ばし続けるべきか、一度カットすべきか、それとも、もう一度パーマをかけ直すべきか」。その判断に迷っているあなたへ、髪の状態に合わせた最適なメンテナンス方法をプロの視点から解説します。
Contents
なぜ、髪が伸びてくるとパーマスタイルは崩れるのか?
そもそも、なぜ髪が伸びてくると、あんなに格好良かったパーマスタイルが決まらなくなってしまうのでしょうか。それには、いくつかの明確な理由があります。
シルエットと質感の変化
- 根元の立ち上がりが失われる
パーマの大きなメリットである、トップのふんわりとしたボリューム感。しかし、根元からパーマのかかっていない真っ直ぐな髪が生えてくることで、この立ち上がりが失われ、徐々にペタッとした印象になってしまいます。 - 全体のシルエットが重くなる
髪が伸びてくると、当然ながら全体の毛量が増え、スタイルに重さが出てきます。特に、サイドや襟足が伸びてくると、カットで創り上げた美しいシルエットが崩れ、頭が大きく見えたり、野暮ったい印象になったりする原因となります。 - カールの位置がずれてしまう
髪が伸びるということは、パーマでカールをかけた部分が、本来あるべき理想の位置から、徐々に下にずれていってしまうということです。これにより、スタイル全体のバランスが崩れ、デザイン性が損なわれてしまいます。
「伸びてきた」パーマ、3つのメンテナンスの選択肢
伸びてきて扱いにくくなったパーマヘア。その状態を解決するためには、主に3つの選択肢が考えられます。
あなたの髪の状態と、なりたいイメージで選ぶ
- 選択肢1
カットだけで、残ったパーマを「活かす」
こんな時におすすめ
まだカールやウェーブが、ある程度きれいに残っている場合。
内容とメリット
髪にこれ以上のダメージを与えることなく、スタイルをリフレッシュさせる最善の方法です。伸びて重くなった部分や、バランスを崩している部分だけをカットで調整し、残っているカールを再び活かすことで、かけたてのようなフレッシュなスタイルが蘇ります。 - 選択肢2
もう一度パーマを「かけ直す」
こんな時におすすめ
カールがほとんど取れてしまった場合や、髪が伸びたのを機に、スタイルを大きく変えたい場合。
注意点
前回パーマをかけた部分には、まだダメージが残っています。髪の体力を考慮せず、短期間にかけ直すと、深刻なダメージの原因になります。プロによる、慎重な髪の状態診断が不可欠です。 - 選択肢3
スタイリングで「ごまかす・乗り切る」
こんな時におすすめ
次の理容室の予約まで、あと数日だけ持たせたい、という場合。
内容とメリット
少しセット力の強いスタイリング剤を使ったり、髪を結んだり、あるいは帽子をかぶったりして、一時的に乗り切る方法です。あくまで応急処置と考えましょう。
理容室だからできる、最適なメンテナンスプランの提案
「カットだけで良いのか、かけ直すべきなのか」。この最も重要な判断を、お客様一人ひとりの髪の状態に合わせて、的確に行うことこそ、プロの理容師の仕事です。
髪の未来までを見据えたプロの視点
- プロの目による、的確な状態診断
プロの理容師は、あなたの髪の伸び具合、カールの残り具合、そして何よりも、髪のダメージレベルを正確に診断します。その上で、「まだカットだけで十分に格好良くなりますよ」「そろそろかけ直した方が、スタイリングも楽になりますね」と、あなたにとっての最適な選択肢を、正直に、そして的確にアドバイスします。 - パーマを最大限に活かす「メンテナンスカット」
ただ髪を短くするのではありません。残っているパーマの動きが、再び最大限に活きるように、毛量を緻密に調整し、ヘアスタイルのシルエットを再構築する。それが、プロの「メンテナンスカット」です。 - ダメージを考慮した、安全な「かけ直し」
もし、かけ直すという判断になった場合でも、プロはあなたの髪の状態に合わせて、前回よりも優しい薬剤を選んだり、あるいは、伸びてきた根元だけをかけ直す「リタッチパーマ」を提案したりと、髪への負担を最小限に抑えるための、あらゆる技術と知識を駆使します。 - あなただけの、長期的なスタイルプランニング
「今回はカットで整えて、次回パーマをかけましょう」といったように、あなたの髪の健康と、最高のスタイルを、長期的な視点で計画し、サポートしてくれる。それが、行きつけの理容室を持つ、最大のメリットです。
まとめ
パーマが伸びてきた際のメンテナンスには、「カットで活かす」「かけ直す」といった選択肢がありますが、その最適な判断は、あなたの髪の状態によって全く異なります。自己判断で放置してしまったり、無理にかけ直してダメージを悪化させてしまったりする前に、まずはプロの理容師に、あなたの髪の状態を診断してもらい、相談することが、美しいスタイルを長く維持するための、最も賢明な方法です。伸びてきたパーマ、どうすれば良いか分からない。その悩み、私たちプロにお任せください。
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