メンズパーマ、寝るときは結ぶべき?カールを守る正しいナイトケア
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せっかくかけたパーマスタイル。特に、髪にある程度の長さがあるミディアムやロングヘアの男性にとって、「寝るとき」の過ごし方は、翌朝のスタイルの仕上がりを大きく左右する、非常に重要な時間です。「髪を結んで寝たほうが良いのか、それともそのままの方が良いのか」。そんな、パーマをかけた髪の、就寝時の正しい手入れについて、プロの視点から詳しく解説します。
Contents
寝るときのパーマヘア、結ぶ?それとも、そのまま?
結論から言うと、髪に長さがあるパーマスタイルの場合、「正しく結んで寝る」ことは、カールを美しく保つ上で非常に有効な方法です。しかし、その方法を間違えると、かえってスタイルを崩してしまう原因にもなり得ます。
目的は、「摩擦」と「潰れ」を最小限にすること
- そのまま寝る場合のリスク
髪をほどいたまま寝ると、寝返りを打つたびに、髪が枕や寝具と擦れ合い、「摩擦」が起きます。これが、キューティクルを傷つけ、パサつきや切れ毛の原因となります。また、ご自身の頭や肩の下に髪が敷かれてしまうことで、せっかくのカールが押し「潰れ」、頑固な寝グセとなってしまいます。 - 間違った結び方の場合のリスク
一方で、髪を保護しようとするあまり、細くて硬いヘアゴムで、髪をきつく縛ってしまうのもNGです。ゴムの跡がくっきりと髪についてしまい、パーマのカールとは違う、不自然なクセの原因となります。また、強く引っ張ることで、毛根や髪に負担をかけてしまう可能性もあります。 - 「正しく結ぶ」ことの大きなメリット
正しく髪を結んで寝ることで、睡眠中の摩擦や、カールが押し潰されるのを最小限に防ぐことができます。これにより、髪のダメージを軽減し、翌朝もかけたてのような美しいカールを再現しやすくなるのです。
プロが教える、パーマを崩さない、正しい髪の結び方
では、「正しい結び方」とは、具体的にどのような方法なのでしょうか。いくつかの簡単なポイントを押さえるだけで、あなたの翌朝のスタイリングは劇的に変わります。
ポイントは「優しく」「ゆるく」
- 大前提は「髪を完全に乾かす」こと
まず、これが最も重要なルールです。髪が濡れたままや、半乾きのまま結んで寝てしまうと、ゴムの跡が非常につきやすくなるだけでなく、キャップをかぶっているのと同じ状態で、雑菌が繁殖し、頭皮トラブルの原因にもなります。必ず、根元から毛先まで、完全に乾かしてから結びましょう。 - 使うべきヘアゴムの種類
髪に跡がつきにくい、シュシュや、スプリング状のヘアゴム、あるいはタオル地のヘアバンドなど、表面が柔らかく、締め付けの少ないものを選びましょう。細くて硬い、一般的なヘアゴムは避けるのが賢明です。 - 結ぶ位置は、「頭のてっぺん」がベスト
髪全体を、頭頂部(てっぺん)で、ふんわりと一つにまとめるのがおすすめです。この位置で結ぶことで、仰向けに寝ても、横向きに寝ても、結んだ毛束が自身の頭や体の下敷きになるのを防ぐことができます。 - 結び方は、あくまで「ゆるく」
ヘアゴムを何重にもきつく巻くのではなく、毛束がギリギリまとまる程度の、ごくごく緩い力で結びます。目的は、髪を固定することではなく、あくまでバラバラにならないように、「まとめておくだけ」という意識です。
そもそも、手入れが楽なパーマをかけるという選択
ご自宅での日々のナイトケアはもちろん大切ですが、最も根本的な解決策は、そもそも「寝グセがつきにくく、手入れが楽」なように、プロの手で計算されたパーマをかけてもらうことです。
あなたのライフスタイルを計算したデザイン
- 土台となる、完璧なカット技術
プロの理容師は、お客様一人ひとりの骨格や髪の生えグセを見極め、そもそも寝グセがつきにくい、そして、もしついてもそれがスタイルとして自然に馴染むような、完璧なカットを施します。 - ダメージを抑えた、復元力の高いパーマ
健康で、弾力のある髪は、多少潰れても、翌朝水分を与えることで、元のカールに戻ろうとする「復元力」が高いです。プロは、髪のダメージを最小限に抑える薬剤と技術でパーマをかけることで、そもそも寝グセがつきにくい、健康的な髪の状態を維持します。 - あなたに合った、パーソナルなナイトケアの指導
施術の最後には、あなたの髪の長さと、今日かけたパーマのスタイルに合わせて、最も効果的で、最も簡単な就寝時の手入れの方法を、プロがマンツーマンで直接レクチャーします。これこそが、理容室でパーマをかける最大の価値です。
まとめ
メンズの長髪パーマは、寝るときに「ゆるく、優しく」結ぶことで、睡眠中のダメージやスタイルの崩れを効果的に防ぐことができます。その際の絶対条件は、就寝前に髪を完全に乾かすことです。そして、最も重要なのは、そもそも寝癖がつきにくく、手入れが楽なようにデザインされた、プロによるカットとパーマを施してもらうことです。夜のわずか数分のケアが、あなたの翌朝を、そして一日を変えます。
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