メンズパーマは「濡れ感」で色気を出す。プロが教えるスタイリング術
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せっかくパーマをかけたのなら、その動きや質感を最大限に活かして、もっとおしゃれに、もっと格好良く見せたい。そう考える男性に、今、最もおすすめしたいスタイリングのキーワードが「濡れ感」です。髪に、まるで濡れているかのようなツヤとまとまりを与えるだけで、いつものパーマスタイルが、驚くほどセクシーで、大人っぽい印象へと劇的に変わります。今回は、その理由と、ご自宅で簡単にプロのような「濡れ感」を再現する方法について、詳しく解説します。
Contents
なぜ今、パーマスタイルに「濡れ感」が不可欠なのか
ドライな質感のパーマスタイルも魅力的ですが、そこに「濡れ感」という要素を加えることで、他のスタイルにはない、独特の魅力と多くのメリットが生まれます。
大人の色気と清潔感を両立させる魔法
- パーマのウェーブやカールが、より際立つ
髪が潤いを含むことで、パーマで創り出したウェーブやカールの動きがくっきりと再現され、リッジ(カールの立体感)が強調されます。これにより、パーマ本来のデザイン性を最大限に引き出すことができます。 - 大人の色気と、健康的なツヤ感をプラス
みずみずしい濡れたような質感は、大人の男性の色気や、手入れの行き届いた健康的な髪のツヤを演出します。パーマによってパサつきがちな髪も、しっとりとまとまり、上品な印象になります。 - 清潔感が格段に向上する
パーマによる髪の広がりやパサつきをタイトに抑え、しっかりとまとめることで、清潔感のある、きっちりとした印象を与えることができます。そのため、カジュアルなシーンだけでなく、ビジネスシーンにも非常に有効なスタイリングです。
理想の「濡れ感」を創る、スタイリング剤の選び方
ウェットな質感を創り出すためには、スタイリング剤選びが最も重要です。ご自身のパーマスタイルや、なりたいイメージに合わせて最適なものを選びましょう。
ツヤの強さとセット力で選ぶ
- ジェル
最も強いツヤ(濡れ感)とセット力を持ち、髪をパリッと固めるのが特徴です。かけたてのパーマのカールを一日中しっかりとキープしたい場合や、ビジネスシーンでカチッとしたスタイルにしたい場合におすすめです。 - グリース
ジェルと同様に強いツヤが出ますが、パリッと固まることなく、しなやかさを保つのが特徴です。手ぐしでの再セットが可能なため、クラシカルな七三スタイルや、動きのあるパーマスタイルに向いています。 - ジェルワックス/ウェットワックス
ジェルのようなツヤ感と、ワックスのような操作性の良さを両立させたアイテムです。程よいセット力で、自然な束感を演出しながら、ベタつきすぎない濡れ感を表現したい場合に最適です。 - ヘアオイル/ヘアバーム
セット力はほとんどありませんが、髪に最も自然な濡れ感とまとまりを与えてくれます。ごくゆるいニュアンスパーマや、作り込みすぎないナチュラルな質感を長時間キープしたい場合に使用します。
プロが実践する!「濡れ感」スタイリングの基本手順
正しい手順でスタイリングを行うことで、ご自宅でもサロンのようなプロの仕上がりを再現することが可能です。
「半乾き」の状態が成功の鍵
- ステップ1
まず髪をしっかりと濡らす
朝、スタイリングを始める前には、一度、髪の根元から全体をシャワーなどでしっかりと濡らしましょう。寝グセをリセットし、眠っていたパーマのカールを蘇らせるための、最も重要な工程です。 - ステップ2
タオルドライで、優しく水分を取る
ゴシゴシと乱暴に擦るのではなく、タオルで髪を挟み込み、優しくポンポンと叩くようにして水分を吸い取ります。髪から水が滴り落ちない程度の「半乾き」の状態が、スタイリングを始めるベストなタイミングです。 - ステップ3
スタイリング剤を、揉み込むように馴染ませる
適量のスタイリング剤を手のひらから指の間まで薄く伸ばし、髪の内側に空気を入れるように、下から髪を握り込むようにして、全体にムラなく馴染ませます。 - ステップ4
シルエットを整えて、仕上げる
全体にスタイリング剤が馴染んだら、指先で毛束をつまんで束感を調整したり、毛流れを整えたりして、全体のシルエットをデザインします。その後は、パリッとさせたい場合は自然乾燥、ふんわりさせたい場合はドライヤーの弱い風で仕上げましょう。
そもそも「濡れ感」が映える、理容室のパーマ技術
ご自宅でのスタイリングはもちろん大切ですが、そもそもウェットな質感が最も美しく映えるように、土台となるカットとパーマをプロの手で創り上げることが、何よりも重要です。
計算されたカットとカールのデザイン
- ウェットスタイルを前提とした、緻密なカット
プロの理容師は、お客様がウェットなスタイリングをすることを想定し、濡らした時に最も美しく見えるように、毛量や質感をカットの段階で完璧に調整しています。 - スタイリングに合わせた、パーマの設計
ジェルでカチッと仕上げることが多い方なら少し強めのカール、オイルでナチュラルに仕上げることが多い方ならゆるめのカール、といったように、普段のスタイリング方法やライフスタイルに合わせて、パーマの強さやロッドの配置を緻密に設計します。 - 潤いのある健康な髪という、大前提
パサついてダメージのある髪では、どんなに良いスタイリング剤を使っても、きれいな濡れ感は生まれません。ダメージを最小限に抑える薬剤選定やケア技術で、潤いのある健康な髪を維持することが、美しいウェットスタイルの大前提です。 - あなたに合った、スタイリング剤の提案
お客様の髪質とパーマスタイル、そして求める質感に合わせて、数ある選択肢の中から最も適したスタイリング剤を、プロが選び出し、その使い方までを丁寧にレクチャーします。
まとめ
パーマスタイルに「濡れ感」を加えることは、大人の色気と清潔感を演出し、パーマの魅力を最大限に引き出すための、非常に有効なスタイリング術です。そして、そのポテンシャルを最大限に引き出すためには、濡れ感が最も映えるように計算された、プロによるカットとパーマの技術が不可欠です。あなたのパーマスタイル、もっと格好良く、もっと色っぽくできる可能性を秘めています。
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