メンズのセルフパーマは危険?プロが教える失敗しないための選択
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「自分の好きな時に、費用を抑えてパーマをかけられたら」。そんな思いから、ご自宅でパーマをかける「セルフパーマ」に興味を持つ男性は少なくありません。しかし、その手軽さの裏には、取り返しのつかない失敗に繋がる、非常に大きなリスクが潜んでいることをご存知でしょうか。今回は、セルフパーマの基本的な流れと、なぜプロがそれを推奨しないのか、その深刻なリスクについて詳しく解説します。
Contents
セルフパーマの魅力と、その基本的な流れ
セルフパーマが魅力的に映る最大の理由は、やはりその「手軽さ」と「経済性」でしょう。理容室や美容室に行く時間や費用を節約できるため、一つの選択肢として考えられることがあります。
自宅でスタイルチェンジ
- セルフパーマの魅力
市販のパーマ液キットを使えば、数千円程度の費用で、ご自身の都合の良い時間にパーマをかけることが可能です。 - 基本的な施術の流れ
一般的に、セルフパーマは、(1)必要な道具(パーマ液、ロッド、ケープなど)を準備し、(2)髪をブロッキング(いくつかの毛束に分ける)、(3)1剤という薬剤を塗布しながらロッドを巻き、(4)一定時間放置、(5)2剤という薬剤を塗布してさらに放置、(6)最後に洗い流す、という工程で進められます。
それでもプロが「待った」をかける。セルフパーマの深刻なリスク
一見、手順通りに行えばできそうに見えるセルフパーマですが、そこには髪と頭皮を脅かす、素人では乗り越えるのが難しい、3つの大きな壁が存在します。
髪と頭皮を脅かす、3つの大きな壁
- 壁1
薬剤による、取り返しのつかないダメージ
薬剤選定の失敗
市販のパーマ液は、どんな髪質の人でもある程度カールがかかるように、薬剤のパワーが強く設定されている傾向があります。ご自身の髪質やダメージレベルを無視してこれを使用すると、髪がチリチリに焼け焦げたようになったり、ゴムのように伸びて切れたりする、深刻なダメージを負う危険性があります。
頭皮へのトラブル
パーマ液は強力な化学薬品です。これを誤って頭皮に大量に付着させたり、すすぎ残したりすると、激しいかゆみやかぶれ、炎症といった頭皮トラブルを引き起こすリスクがあります。また、目に入れば失明の危険性さえあります。 - 壁2
技術不足による、絶望的なデザインの失敗
かからない、あるいは、かかりすぎる
髪質の見極めや、薬剤の放置時間を自己判断で行うため、「全くかからなかった」あるいは「おばさんのようにクルクルにかかりすぎた」という失敗は日常茶飯事です。
深刻なムラ
ご自身では見えない後頭部や、巻き方が難しいサイドなどを、均一な力で、同じ角度で巻くことは不可能です。結果として、部分的にしかかかっていない、まだらでどうしようもないスタイルになってしまいます。 - 壁3
全ての土台となる「カット」の不在
美しいパーマスタイルは、その土台となる完璧なカットがあって初めて生まれます。パーマをかけることを計算されていないカットに、ただ無理やりパーマをかけても、全体のバランスが崩れた、不格好なスタイルになるだけなのです。
失敗もダメージもなし。理容室のプロフェッショナルな施術
これらのセルフパーマが抱える全てのリスクを回避し、あなたの髪の安全と、理想の仕上がりの両方を手に入れるための唯一の方法。それが、プロの理容師に任せることです。
あなたの髪を守り、理想を叶える
- 施術前の的確な毛髪診断
プロは、パーマをかける前に、まずあなたの髪質やダメージレベルを正確に診断します。そして、そもそもパーマがかけられる健康状態にあるか、どの種類の薬剤が最適かを、専門家の知識と経験に基づいて判断します。 - あなたのためだけの、オーダーメイドの薬剤とデザイン
あなたの髪質と、なりたいヘアスタイルに合わせて、数多くあるプロ専用の薬剤の中から最も負担の少ないものを選択、あるいは調合します。そして、あなたの骨格や髪の生えグセに合わせて、ロッドの太さや巻き方をミリ単位で設計し、理想のスタイルを創り上げます。 - ダメージを最小限に抑える、徹底したケア技術
施術の前後や途中で、髪に必要な栄養分を補給する処理剤を使用し、髪を内部から保護しながら施術を進めます。また、ダメージの原因となる化学物質を髪や頭皮に残さないための、「後処理」も徹底して行います。 - カットとの完璧な連携
パーマが最も美しく見えるように、そしてご自宅でのスタイリングが楽になるように、カットで完璧な土台を創り上げます。このトータルデザインこそが、プロの仕事の真骨頂です。
まとめ
セルフパーマは、一見すると手軽で経済的に見えるかもしれません。しかし、その裏には、あなたの髪に深刻なダメージを与え、取り返しのつかない失敗スタイルになってしまう、非常に大きなリスクが潜んでいます。それは、まさに「ハイリスク・ローリターン」な選択と言えるでしょう。美しいパーマスタイルと、5年後、10年後も健康な髪。その両方を手に入れたいのであれば、髪と薬剤の専門家であるプロの理容師に任せるのが、唯一にして最善の選択です。
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