パーマとサウナは両立できる?カールを守るための正しい入り方とヘアケア
sho0202
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
心身ともにリフレッシュできるサウナは、多くの男性にとって最高の趣味であり、生活に欠かせない習慣です。しかし、おしゃれなパーマスタイルを楽しんでいる方にとって、「サウナの高温と乾燥で、せっかくかけたパーマが取れてしまうのではないか」という不安は、常につきまとう悩みではないでしょうか。結論から言うと、パーマとサウナは、正しい知識と対策を実践すれば、十分に両立させることが可能です。今回は、大切なパーマスタイルを守るための、サウナの正しい入り方とヘアケアについて詳しく解説します。
Contents
なぜサウナはパーマヘアに影響を与えるのか?
まず、なぜサウナがパーマヘアにとってリスクとなり得るのか、その理由を理解しておきましょう。主な原因は、「高温」と「乾燥」です。
高温と乾燥という二つの敵
- 高温によるタンパク質の変化
私たちの髪の主成分は、タンパク質です。タンパク質は、熱によって性質が変化(熱変性)し、硬くなるという特徴があります。これは、生卵が熱でゆで卵になるのと同じ原理です。サウナのような高温環境に長時間さらされると、髪のタンパク質が硬化し、パーマで創り出したしなやかなカールが失われ、ゴワゴワとした手触りになってしまうリスクがあります。 - 極度の乾燥によるダメージ
一般的なドライサウナの室内は、非常に湿度が低く、乾燥した状態です。この環境は、髪から水分を容赦なく奪い去ります。パーマをかけた髪は、もともと乾燥しやすいデリケートな状態にあるため、さらに乾燥が助長されることで、パサつきや切れ毛、そしてカールがだれてしまう原因となります。 - 施術直後のサウナは絶対にNG
パーマが髪に完全に定着するには、施術後48時間程度の時間が必要です。この非常に不安定な期間にサウナに入るのは、パーマが取れてしまうリスクが最も高いため、絶対に避けるようにしましょう。
パーマを守る!サウナの正しい入り方
ほんの少しの準備と工夫で、サウナによるパーマへの悪影響を大幅に減らすことができます。
入る前と、入っている最中の工夫
- 入る前に、シャワーで髪を濡らしておく
サウナ室に入る前に、まずはシャワーで髪を軽く濡らしておきましょう。髪に水分を含ませておくことで、サウナ室内での急激な乾燥を防ぐことができます。 - サウナハットや濡れタオルで髪を保護する
これが、最も重要で効果的な対策です。ウールやタオル地のサウナハットをかぶることで、サウナの熱や乾燥から、髪と頭皮を直接守ることができます。サウナハットがない場合は、濡らして固く絞ったタオルを頭に巻くだけでも、大きな効果が期待できます。 - サウナの種類を選ぶ
もし選べるのであれば、高温低湿のドライサウナよりも、ロウリュなどで湿度を保つフィンランド式サウナや、スチームサウナといった、湿度の高いサウナの方が、髪への負担は比較的少なくなります。
サウナから出た後の、必須アフターケア
サウナで汗を流した後は、できるだけ早く適切なヘアケアを行い、髪と頭皮を健康な状態にリセットしてあげることが大切です。
失われた潤いを、すぐに補給する
- まずは、ぬるま湯でしっかり洗い流す
サウナでかいた汗には、塩分などが含まれており、これらも髪のダメージの原因となります。サウナから出たら、できるだけ早くシャワーで、髪と頭皮についた汗を徹底的に洗い流しましょう。 - 洗浄力の優しいシャンプーで洗う
パーマヘア用のシャンプーなど、洗浄力がマイルドなもので優しく洗い、髪と頭皮を清潔な状態にします。 - トリートメントで集中的に保湿・補修する
サウナの熱と乾燥で失われた水分と栄養分を、保湿効果の高いトリートメントを使って、髪の内部にしっかりと補給してあげましょう。 - 洗い流さないトリートメントと、素早いドライ
お風呂から上がったら、タオルドライ後、すぐにオイルやミルクタイプの洗い流さないトリートメントをつけ、髪を保護します。そして、濡れたまま放置せず、できるだけ早くドライヤーで乾かしてキューティクルを閉じ、髪を安定した状態に戻すことが重要です。
そもそもサウナに強いパーマをかける
日々のケアも重要ですが、根本的な対策として、そもそも熱や乾燥に比較的強いパーマを、プロの手でかけてもらうという選択肢もあります。
理容室でのパーソナルな提案
- カウンセリングでライフスタイルを共有する
プロの理容師は、施術前のカウンセリングで、お客様の普段のライフスタイル(サウナに行く頻度など)をヒアリングします。この情報が、あなたに最適なスタイルを提案するための、重要な手がかりとなります。 - 熱に強く、持ちの良いパーマの選択
お客様がサウナ愛好家であることを考慮し、熱を使ってカールを形状記憶させることで、比較的持ちが良く、カールがだれにくい「デジタルパーマ」や「アイロンパーマ」といった、よりサウナと相性の良いパーマ技術を提案することができます。 - ダメージを最小限に抑えるプロの施術
そもそもパーマによるダメージが少なければ、サウナの熱や乾燥にも耐えやすくなります。髪の体力を守るための薬剤選定や、施術中の徹底した栄養補給など、プロならではの技術で、ダメージに強いパーマの土台を創ります。 - あなたに合った、最適なホームケア指導
あなたの髪質とライフスタイルに合わせ、サウナ後のケアに最適なトリートメントや、スタイリング剤などを、プロの視点から具体的にアドバイスします。
まとめ
パーマをかけた後のサウナは、高温と乾燥により、確かに髪へのリスクを伴います。しかし、サウナハットの使用や、入浴前後の丁寧なヘアケアを実践することで、その影響は最小限に抑えることが可能です。そして、最も根本的な対策は、あなたのライフスタイルまでを考慮して、最適なパーマをかけてくれる、信頼できるプロに相談することです。趣味のサウナを、髪型を気にして我慢する必要はありません。
ABOUT ME