メンズパーマに「くし」はNG?カールを崩さない正しい使い方と選び方
sho0202
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
パーマをかけた髪を、これまで通り、くしやブラシでガシガシと、とかしてしまって良いのだろうか。せっかくのきれいなカールが、伸びてしまいそうで怖い。そんな、パーマをかけた後のヘアケアに関する素朴な疑問を抱えていませんか。実は、パーマヘアのスタイリングにおいて、くしやブラシの「選び方」と「使い方」は非常に重要です。間違った方法でとかしてしまうと、スタイルを台無しにしてしまう可能性があります。今回は、美しいカールを長く楽しむための、正しい知識についてプロの視点から解説します。
Contents
スポンサーリンク
パーマヘアに、くしやブラシは使っても良いのか?
結論から言うと、パーマをかけた髪に、くしやブラシを使うこと自体が、完全にNGというわけではありません。しかし、それは「選び方とタイミング次第」という条件がつきます。
答えは「選び方とタイミング次第」
- 原則として「乾いた状態でのブラッシング」は避けるべき
最もやってはいけないのが、髪が乾いた状態で、目の細かいブラシなどを使って、根元から毛先まで力強くブラッシングする行為です。これをやってしまうと、せっかくのパーマのカールやウェーブが完全に伸びてしまい、ただボサボサに広がっただけの、まとまりのない髪になってしまうリスクが非常に高いです。 - パーマヘアに「くし」を使う目的を理解する
ストレートヘアの方が、くしやブラシを使う目的は、髪の絡まりをほどき、「サラサラ」のストレートヘアに整えることでしょう。しかし、パーマヘアに、くしを使う目的は、それとは全く異なります。主な目的は、「髪の絡まりを、カールを壊さずに優しくほどくこと」、そして「スタイリングのベースを整えること」にある、という意識の転換が重要です。
プロが教える!パーマヘアのための、くしの選び方と使い方
パーマの美しいカールを活かすためには、道具の選び方と、それを使うタイミングが何よりも重要になります。
道具とタイミングが重要
- パーマヘアの必需品。選ぶべき、くし(コーム)の種類
目の粗いコーム(ジャンボコームなど)
歯と歯の間隔が広く、髪への摩擦を最小限に抑えながら、パーマのカールを崩さずに、優しく絡まりをほどくことができます。これが、パーマヘアの方が持つべき必須アイテムです。
スケルトンブラシ
ブラシの目が粗く、隙間が多いため、髪を優しくとかしながら、ドライヤーの風を通しやすいという利点もあります。 - スタイリングで避けるべきブラシ
目の細かいブラシ、ロールブラシ、獣毛ブラシなど: これらのブラシは、髪への摩擦が大きく、カールを無理やり伸ばしてしまうため、パーマヘアのスタイリングには基本的に不向きです。 - くしを使っても良い、ベストなタイミング
シャンプー後、トリートメントを髪に馴染ませる時
濡れた髪にトリートメントを塗布した後、その滑りを利用して、目の粗いコームで優しくとかすのが、最もおすすめです。髪への負担なく絡まりをほどき、トリートメント成分を髪全体に均一に行き渡らせることができます。
スタイリング前、髪が濡れている時
髪を乾かす前に、全体の毛流れを整えるために、優しくとかすのも良いでしょう。 - スタイリングでの使い方
基本的には、手ぐしでカールを整えるのがメインのスタイリングとなります。ジェルやグリースで、七三分けなどのクラシカルなスタイルを作る際に、最後に毛流れを美しく整えるために、目の粗いコームの先端を軽く使う、といった限定的な使い方がおすすめです。
そもそも「くしが通りやすいパーマ」をかける
ご自宅でのケアも大切ですが、それ以上に重要なのが、そもそも「絡まりにくく、手ぐしだけでもスタイルが決まる」ように、プロの手で計算されたパーマをかけてもらうことです。
理容室の計算されたデザインとケア
- ダメージを最小限に抑えた、健康的なカール
髪のダメージは、絡まりやパサつきの最大の原因です。プロの理容師は、お客様の髪の体力を守りながらパーマをかけることで、そもそも手ぐしでも、くしでも、滑らかに指が通る、健康的な状態を維持します。 - 絡まりを防ぐ、計算されたカット技術
パーマをかける前に、カットの段階で、毛量を適切に調整し、髪が絡まりにくいように、あらかじめデザインされています。この土台となるカット技術が、日々の手入れのしやすさを大きく左右します。 - あなたに合った道具の的確な提案
施術の最後には、プロの理容師が、あなたのパーマスタイルと髪質に合った、最適なコームの種類や、その具体的な使い方、そしておすすめのスタイリング剤までを、マンツーマンで丁寧にレクチャーします。 - パーソナルなアドバイスという価値
インターネットで調べる一般論ではなく、「あなたの髪質と、このパーマスタイルには、この目の粗いコームが一番合っていますよ」という、専門家によるパーソナルなアドバイスこそが、あなたの毎日のスタイリングを成功させる、最も確実な方法です。
まとめ
パーマをかけた髪に、乾いた状態で目の細かいブラシを通すのは、スタイルを崩す原因となるため絶対にNGです。もし使うのであれば、「髪が濡れている時に」「目の粗いコーム」で、優しく絡まりをほどくのが正解です。しかし、最も重要なのは、そもそも絡まりにくく、手ぐしだけでも簡単にスタイルが決まるように、緻密に計算されたカットとパーマを、プロの手で施してもらうことです。パーマをかけた後の、お手入れ方法まで含めて、私たちはヘアスタイルをデザインします。
ABOUT ME