【40代メンズ髪型】メッシュの入れ方|“痛い”と言われない、品格ある大人のハイライト術
「白髪が気になり始めたけど、白髪染めには抵抗がある」
「髪に立体感や動きが欲しい」
「少しだけイメージを変えて、若々しい印象になりたい」
そんな40代の男性の間で、今注目を集めているのが「メッシュ(ハイライト)」です。髪に明るい筋を入れることで、白髪をぼかしたり、髪全体に立体感を出したりと、多くのメリットをもたらします。
手軽にできそうだと、ご自身で挑戦してみようと考えている方もいるかもしれません。しかし、40代のメッシュは、若い頃のそれとは全くの別物。一歩間違えれば「若作りで痛い」「品がない」という印象を与えかねない、非常に繊細な技術が求められます。
この記事では、メッシュを入れる際の基本的な知識から、大人の男性が絶対に失敗しないための「プロの技」までを、徹底的に解説します。
なぜ40代に「メッシュ(ハイライト)」が有効なのか?
メッシュは単なるおしゃれ染めではありません。40代の男性が抱える髪の悩みを、実にスマートに解決してくれる有効な手段なのです。
- 効果1:究極の「白髪ぼかし」として白髪と黒髪の間に明るい筋(ハイライト)を入れることで、全体のコントラストが和らぎます。これにより、新しく生えてくる白髪が目立ちにくくなるという、非常に大きなメリットがあります。白髪染めのように、根元がプリン状態になるストレスから解放されます。
- 効果2:自然な「立体感とボリューム感」を生む髪に色の濃淡、つまり陰影が生まれることで、のっぺりしがちな髪型に奥行きと動きが生まれます。髪がふんわりと見え、トップのボリュームダウンが気になる方にも効果的です。
- 効果3:さりげない「おしゃれさと若々しさ」をプラス髪全体を明るくするのに抵抗がある方でも、部分的に色を入れるメッシュなら、さりげなくイメージチェンジが可能です。顔色も明るく見え、自然な若々しさを演出できます。
ご自宅で挑戦?セルフメッシュの基本的な「入れ方」と道具
ご自身でメッシュを入れる場合、一般的には以下のような道具と手順で行います。
- 必要な道具ブリーチ剤、カラー剤、メッシュキャップ(穴の空いたゴム製のキャップ)、かぎ針、イヤーキャップ、ケープ、手袋など。
- 基本的な手順
- 髪をよくとかし、メッシュキャップをぴったりと被ります。
- メッシュを入れたい部分の穴から、かぎ針を使って髪の毛を少量ずつ引き出します。
- 引き出した髪に、ブリーチ剤を均一に塗布し、説明書の指示に従って時間を置きます。
- キャップをつけたままブリーチ剤をよく洗い流し、一度髪を乾かします。
- その後、好みのカラー剤(アッシュなど)を同じように塗布し、色を入れていきます。
**※注意点:**この手順の中で、「均一に髪を引き出す」「ブリーチ剤をムラなく塗る」「適切な時間で洗い流す」といった各工程は、非常に難易度が高く、失敗のリスクが伴います。
ちょっと待って!40代のセルフメッシュ、3つの大きな落とし穴
手軽に見えるセルフメッシュですが、40代の男性が求める「品格」を損なう、大きな落とし穴が潜んでいます。
- 落とし穴1:「品のない金髪メッシュ」になるリスク市販のブリーチ剤は、プロが使うものと比べて調整が難しく、多くの場合、日本人の髪特有の赤みや黄みが強く出てしまいます。結果として、ギラギラとした品のない金髪の筋になってしまい、40代の落ち着いた雰囲気を台無しにしてしまいます。
- 落とし穴2:「シマウマのような」不自然なデザインになるリスクメッシュキャップの穴から均一に髪を引き出すと、仕上がりもまた均一になりすぎ、まるでシマウマのような不自然な縞模様になりがちです。プロは、髪の流れや骨格、白髪の生えている場所を見極め、必要な場所に、必要な太さで、計算してメッシュを配置しています。
- 落とし穴3:「深刻なダメージ」と「修正困難」のリスクセルフカラーによるダメージは、髪をパサつかせ、老けた印象を与える最大の原因になります。さらに、一度ムラになってしまったカラーをサロンで修正するのは、非常に難易度が高く、時間も費用も余計にかかってしまうケースがほとんどです。
「白髪ぼかしハイライト」― プロが施す、大人のためのデザインカラー
サロンで行うメッシュ(デザインカラー)は、セルフとは全く次元の違う、プロフェッショナルな技術です。
- プロの技術1:計算された「デザイン」プロは多くの場合、メッシュキャップを使いません。アルミホイルを使い、髪の流れや骨格、白髪の生え方を考慮しながら、一本一本デザインするようにハイライトを入れていきます。だからこそ、動きと馴染みが自然なのです。
- プロの技術2:ダメージを最小限に抑える「薬剤選定」と「ケア」お客様の髪質に合わせた優しいブリーチ剤や、ダメージを補修するケア成分(プレックス剤など)を組み合わせ、髪への負担を最小限に抑えます。
- プロの技術3:品格を生む「オーダーメイドのカラー」ブリーチ後の黄みを抑えるための補色を混ぜるなど、プロは緻密な計算でカラー剤を調合します。アッシュグレーやグレージュといった、セルフでは決して出せない、上品で透明感のある色味を実現します。
サロンで「理想のメッシュ」をオーダーする方法
- 「白髪を活かしたい」「自然な立体感が欲しい」と目的を伝える「メッシュを入れたい」だけでなく、「なぜ入れたいのか」という目的を伝えることで、プロはあなたに最適なデザインを提案しやすくなります。
- 理想のスタイル写真を見せるこれが最も確実です。「こんな雰囲気で、あまり派手になりすぎないように」と、写真を見せながら相談しましょう。
40代のメッシュは「技術」で入れる。品格はプロに任せるのが正解。
40代のヘアカラーは、あなた自身の品格や社会的イメージを左右する重要な要素です。手軽なセルフメッシュも一つの選択肢ですが、40代が真に求める「品のある自然な仕上がり」は、プロの緻密な計算と技術があって初めて実現できます。
取り返しのつかない失敗をしてしまう前に、ぜひ一度、プロにご相談ください。あなたの白髪や髪の悩みを、最高の魅力に変えるお手伝いをいたします。