白髪染めとファッションカラーの違いとは?メンズヘアカラーの選び方
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白髪が気になり始めたけれど、ただ暗く染めるだけではなく、おしゃれな髪色も楽しみたい。そう考えたときに、「白髪染め」と「ファッションカラー(おしゃれ染め)」のどちらを選べば良いのか、迷ってしまう男性は少なくありません。この二つのカラー剤は、目的や仕組みが根本的に異なり、その違いを理解することが、理想のヘアスタイルを実現するための第一歩となります。
Contents
白髪染めとファッションカラーの根本的な違い
白髪染めとファッションカラーは、どちらも髪を染めるという点では同じですが、その目的と、それに合わせて配合されている染料のバランスが大きく異なります。
目的と染料のバランス
- 白髪染め(グレイカラー)
目的
メラニン色素のない白髪を、色素のある黒髪と馴染ませながら、均一にしっかりと染め上げることです。
染料の特徴
白髪を内部からしっかり染めるため、ブラウン(茶色)系の染料が多く配合されています。黒髪を明るくする力(脱色力)は比較的穏やかで、色味のバリエーションよりも、白髪のカバー力を重視しています。 - ファッションカラー(おしゃれ染め)
目的
黒髪のメラニン色素を脱色しながら、希望の色味(アッシュ、マット、ベージュなど)を鮮やかに表現することです。
染料の特徴
ブラウン系の染料は少なく、表現したい色味の染料が多く配合されています。黒髪を明るくする力(脱色力)が強く、多彩な色表現を可能にしますが、白髪を染める力はほとんどありません。
「白髪がある場合」のカラー剤の選び方
それでは、実際に白髪がある場合は、どちらのカラー剤を選べば良いのでしょうか。これは、ご自身の白髪の量によって考え方が変わってきます。
自分の白髪の量で考える
- ファッションカラーで白髪は染まるのか
結論から言うと、ファッションカラーでは白髪をしっかり染めることはできません。染料の構成上、色素のない白髪をカバーする力が弱いため、染めても白髪が薄っすらと色づくだけで浮いて見えたり、キラキラと光ってしまったりします。 - 白髪が部分的に少しだけある場合
生え際やもみあげに数本ある程度であれば、ファッションカラーをベースに染めることも可能です。しかし、プロの技術で気になる部分だけ薬剤を使い分ける、あるいは白髪をハイライトのように活かしてデザインに溶け込ませるなどの工夫が必要になります。 - 白髪が全体的に気になり始めた場合
白髪が全体の10%から20%を超えてくると、白髪染めをベースに考えるのが基本となります。最近の白髪染めは色味のバリエーションも豊富で、明るい色を選ぶことも可能です。さらに、理容室では白髪染めにファッションカラーの薬剤を混ぜることで、白髪のカバー力とおしゃれな色味を両立させることもできます。
理容室で理想の色を叶えるためのポイント
白髪をカバーしながらおしゃれな色味も楽しむ、といった複雑な要望に応えるには、専門的な知識と高度な技術が不可欠です。自己判断でのカラーリングは失敗のリスクが高いため、プロの理容師に相談することをおすすめします。
プロに相談するメリット
- 正確な髪の状態診断
お客様一人ひとりの白髪の量、生えている場所、髪質、ダメージの状態などをプロの目線で正確に診断します。その上で、理想のイメージを叶えるための最適なカラープランを提案します。 - 薬剤の高度な使い分けと調合
白髪染めとファッションカラーの薬剤を絶妙な比率で調合したり、白髪が集中する根元と、色が入りやすい毛先で薬剤を塗り分けたりします。このプロならではの技術により、セルフカラーでは実現不可能な、自然で美しい仕上がりが可能になります。 - 丁寧なカウンセリング
「白髪はしっかり染めたいけど、真っ黒なのは嫌だ」「少しアッシュ系の雰囲気を出したい」など、あなたのなりたいイメージを遠慮なくお伝えください。写真などを見ながら相談するのも良い方法です。そのイメージを元に、プロとして実現可能な方法を分かりやすく説明します。
まとめ
白髪染めは「白髪をしっかり染める」、ファッションカラーは「黒髪を明るく彩る」という、それぞれ異なる目的を持ったカラー剤です。白髪があるからとおしゃれなカラーを諦める必要はありませんし、逆に白髪が少ないのに白髪染めを選ぶ必要もありません。プロの技術を頼ることで、両者の長所を活かし、あなたの髪の状態とライフスタイルに合った最適なヘアカラーを見つけることができます。白髪の悩みも、おしゃれを楽しみたいという希望も、ぜひお気軽に経験豊富な理容師にご相談ください。
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