白髪染めの退色を防ぐには?原因と、色が長持ちするプロの技術
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染めた直後はきれいだったのに、数週間も経つと色が抜け、赤っぽくなったり、白髪がキラキラと浮いてきたり…。白髪染めの「退色」は、多くの方が経験する共通の悩みです。特に、日差しが強く、汗をかきやすい夏場は、退色が加速しがちです。
この記事では、白髪染めが退色する原因と、美しい髪色を一日でも長く楽しむためのプロの対策について、詳しく解説します。
Contents
なぜ白髪染めは退色してしまうのか?
せっかく染めた髪の色が、時間と共に失われてしまうのには、いくつかの明確な原因があります。
色が髪から抜け出てしまう主な原因
- 1. シャンプーによる流出
毎日のシャンプーで汚れを洗い流す際、残念ながら髪の内部に入れたカラーの色素も、少しずつ一緒に洗い流されてしまいます。特に、洗浄力の強い市販のシャンプーを使っていると、そのスピードは早まる傾向にあります。 - 2. 髪のダメージ
カラーやパーマ、あるいは日々のドライヤーやヘアアイロンの熱でダメージを受けた髪は、表面を覆ううろこ状の「キューティクル」が傷つき、開いている状態です。その隙間から、髪の内部に留めておきたい色素が簡単に流れ出てしまいます。 - 3. 紫外線による色素の分解
髪は、肌と同じように紫外線によって大きなダメージを受けます。夏の強い紫外線は、髪の内部にあるカラー色素を直接分解し、色褪せを引き起こす最大の原因の一つです。 - 4. 熱による影響
シャワーの熱いお湯や、ドライヤー、ヘアアイロンの高熱も、カラー色素を壊し、退色を早める原因となります。
自宅でできる!退色を防ぐためのデイリーケア
日々の少しの工夫と習慣で、白髪染めの色は長持ちさせることができます。
毎日の習慣で、色持ちは変わる
- カラーケア用のシャンプーを使う
洗浄力がマイルドで、色落ち防止成分が配合された「カラーケア専用シャンプー」を選びましょう。アミノ酸系の洗浄成分が主体のものが、髪と頭皮に優しくおすすめです。 - ぬるま湯で、優しく洗う
熱いお湯はキューティクルを開かせ、色落ちを促進します。シャンプーやすすぎは、38度程度のぬるま湯で行い、ゴシゴシと擦らず、優しく洗うことを心がけてください。 - 洗い流さないトリートメントを活用
ドライヤーの前には、洗い流さないトリートメントをつけましょう。髪の表面をコーティングし、ドライヤーの熱や睡眠時の摩擦から髪を守る、保護膜の役割を果たしてくれます。 - 髪の紫外線対策を忘れずに
日差しの強い日に外出する際には、髪用のUVカットスプレーを使ったり、帽子をかぶったりして、紫外線から大切な髪色を守る習慣をつけましょう。
そもそも「退色しにくい」のがプロの染め方
どんなに優れたホームケアをしても、染め方自体が退色しやすいものであっては意味がありません。プロの技術は、退色しにくい状態を創り出すことから始まります。
染める瞬間からケアは始まっている
- ダメージを最小限に抑える
プロは、髪のダメージが退色の最大の原因であることを熟知しています。お客様の髪の状態に合わせた最適な薬剤を選び、根元と毛先を塗り分けるなど、髪への負担を最小限に抑えて染め上げることで、色素が流出しにくい健康な髪の状態を維持します。 - 色落ちを防ぐ「後処理」
これがサロンカラーの核心とも言える工程です。カラー後に髪や頭皮に残留すると、ダメージと退色の原因となる「アルカリ」などの化学成分を、専用の処理剤を使って完全に除去します。これにより、キューティクルをきゅっと引き締め、色素を髪の内部にしっかりと閉じ込めるのです。 - 退色さえもデザインする「白髪ぼかし」
白髪を活かす「白髪ぼかしハイライト」は、色が抜けてきても白髪がキラキラと悪目立ちすることがなく、デザインに自然に馴染みます。退色の過程さえもデザインの一部として楽しめる、ワンランク上の選択肢です。
まとめ
白髪染めの退色は、日々の丁寧なケアで、そのスピードを緩やかにすることができます。しかし、本当に長持ちする美しいカラーを手に入れるためには、染める瞬間のプロの技術、特に髪にダメージの原因を残さない「後処理」が何よりも重要です。
退色の悩みから解放され、長くきれいな髪色を楽しみたいなら、ぜひ一度、メンズヘアの専門家である理容師にご相談ください。あなたの髪に、最高の技術とケアをお約束します。
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