【メンズ髪型】ショート×ハイライトで差がつく!立体感とオーダー方法を理容師が解説
いつものショートヘアに何か物足りなさを感じていませんか?
「もっと立体感が欲しい」「周りと少し差をつけたい」「でも、髪全体を染めるのはダメージや仕事の関係で難しい…」
そんな悩みを抱える多くの男性に、今おすすめしたいのが**「ハイライトカラー」**です。
ハイライトは、髪全体を染めることなく、ポイントで明るい色を入れることで、ヘアスタイルに劇的な立体感と動きを与えるテクニック。ダメージを最小限に抑えながら、驚くほど印象を変えることができる、まさに大人のためのデザインカラーです。
この記事では、ハイライトの基本から人気のスタイル、そしてサロンで失敗しないオーダー方法まで、プロの理容師が徹底的に解説します。
なぜショートヘアにハイライトが人気なのか?3つの魅力
ショートヘアとハイライトは、実は最高の組み合わせ。その理由とメリットをご紹介します。
1. 圧倒的な立体感と動きが生まれる
ベースの髪色より明るい筋状のカラーを入れることで、髪に自然な陰影が生まれます。これにより、のっぺりしがちなショートヘアに奥行きが生まれ、ワックスなどでスタイリングした時の束感や毛流れが、これまで以上にくっきりと、そしてダイナミックに見えるようになります。
2. ダメージを抑えつつ、おしゃれな明るさに
髪全体をブリーチするのに比べ、ハイライトは部分的に色を抜くため、髪全体へのダメージを大幅に軽減できます。少ない面積でも効果的にスタイルを明るく見せることができ、「派手すぎないけど、確実に変化がわかる」絶妙なバランスを叶えます。
3. 気になる白髪を「ぼかす」効果も
白髪が気になり始めた方にも、ハイライトは非常に有効です。明るいハイライトが白髪と自然に混ざり合うことで、黒髪の中から白髪が浮いて見えるのを防ぎます。伸びてきても根元の白髪が目立ちにくくなるため、「おしゃれな白髪対策」として取り入れる方が増えています。
【デザイン別】メンズショートのハイライトスタイル
ハイライトは、色の選び方や入れ方で印象が大きく変わります。
- ナチュラル派に「細めハイライト」髪の表面を中心に、地毛に馴染むような繊細なハイライトを細かく入れるスタイル。あくまでも自然に、さりげなく立体感をプラスします。光が当たった時にわかる程度の控えめなデザインなら、ビジネスシーンでも十分に通用します。
- 個性を出すなら「太めハイライト(メッシュ)」存在感のある太い毛束でハイライトを入れるスタイル。ベースカラーとのコントラストが強まり、よりストリート感のあるワイルドな印象を演出できます。
- 人気のカラー
- 黒髪ベース: シルバーやアッシュグレーを入れれば、クールで洗練された印象に。
- 茶髪ベース: ベージュやマット系のカラーを合わせれば、柔らかく優しい雰囲気に。
髪型別!ショート×ハイライトの人気スタイル
ベースの髪型との組み合わせで、ハイライトの魅力はさらに引き立ちます。
マッシュ × ハイライト
重めのマッシュスタイルに、ハイライトで軽さと動きをプラス。特に前髪を軽やかに見せるシースルーマッシュとの相性は抜群です。
アップバング × ハイライト
前髪を立ち上げたアップバングスタイルでは、ハイライトが毛流れを強調し、より立体的で爽やかな印象に仕上がります。
パーマ × ハイライト
ツイストパーマやスパイラルパーマと組み合わせると、パーマのカールやウェーブの動き一つ一つがハイライトによって際立ち、より華やかでデザイン性の高いスタイルになります。
挑戦する前に知っておきたい!ハイライトのQ&A
Q. ブリーチは必要?
A. はっきりとした明るさや、シルバー・アッシュ系の透明感のある色味を出したい場合は、基本的にブリーチが必要です。しかし、ブリーチを使わずに地毛より少し明るい程度で入れる、ダメージレスなナチュラルハイライトも可能です。ライフスタイルやなりたいイメージに合わせて相談しましょう。
Q. 料金や時間は?
A. 通常のカラー料金に、ハイライトのデザイン料がプラスされるのが一般的です。施術時間も、ホイルワークなどの細かい作業が加わるため、通常のカラーより長くなります。
Q. 色落ちとメンテナンスは?
A. ブリーチをした部分は、徐々に色が抜け、明るい金髪に近づいていきます。その色落ちの過程も楽しめますが、アッシュ系などの寒色系の色味を長く保ちたい場合は、黄ばみを抑える「紫シャンプー」などのカラーシャンプーを使うのがおすすめです。
失敗しない!サロンでのハイライトの頼み方
ハイライトは、色の選定、入れる場所、太さ、量など、理容師のセンスと経験が問われる非常に繊細な技術です。
- 写真を見せるのが一番理想のハイライトスタイルを見つけたら、その写真を保存してサロンで見せるのが最も確実です。
- 「どんな印象になりたいか」を伝える「さりげなく立体感を出したい」「白髪を目立たなくしたい」「個性的で派手な感じにしたい」など、ハイライトを入れる目的や、なりたいイメージを具体的に伝えましょう。
- ブリーチの有無やダメージについて相談する現在の髪の状態や、過去のカラー・パーマ履歴を正直に伝え、ブリーチをするべきか、どんなケアが必要になるかをプロとしっかり相談することが、失敗を防ぐ鍵です。
まとめ
ハイライトは、いつものショートヘアのマンネリを打破し、あなたを新しいステージへと引き上げてくれる、非常に効果的なテクニックです。しかしその仕上がりは、デザイン力と専門知識がなければ成立しません。
あなたの髪質、骨格、ライフスタイル、そしてなりたいイメージに合わせて、最高のハイライトをデザインすること。それが我々プロの仕事です。ぜひ一度、新しい自分に出会いに、サロンへご相談ください。