【メンズ髪型】ショートヘアの頼み方完全ガイド|もう失敗しない!理容室での伝え方をプロが解説
「イメージと全然違う髪型になってしまった…」
「どう伝えたら良いかわからず、結局いつも通りで、とお願いしてしまう」
「本当はもっと短くしたかったのに、言い出せなかった」
ヘアサロンでの髪型のオーダーに関して、こんな経験をしたことがある男性は少なくないでしょう。理想のヘアスタイルを手に入れるためには、実はカット技術そのものと同じくらい**「オーダーの仕方(頼み方)」**が重要です。
しかし、ご安心ください。いくつかのポイントを押さえるだけで、あなたの希望は驚くほど的確に伝わり、サロンに行くのが楽しみになります。
この記事では、サロンでのショートヘアの頼み方について、事前の準備から具体的な会話例、そして「おまかせ」の上手な使い方まで、プロの理容師が完全ガイドします。
準備が9割!サロンに行く前にやるべきこと
理想の髪型を叶えるための勝負は、サロンの椅子に座る前から始まっています。少しの準備が、仕上がりに大きな差を生みます。
1. なりたいイメージの写真を用意する(最重要)
言葉だけで髪型のニュアンスを100%伝えるのは、非常に困難です。「シュッとした感じ」「軽めのショート」と言っても、その捉え方は人それぞれ。イメージのズレを防ぐためにも、なりたいヘアスタイルの写真をスマートフォンなどに保存して持っていくのが最も確実で効果的な方法です。
【ポイント】
- 複数枚あるとベスト: 正面だけでなく、サイドや後ろからの写真があると、理容師は全体のシルエットを正確に把握できます。
- 「どこが気に入っているか」を考える: その写真の「前髪の流し方が好き」「サイドのすっきり感が理想」など、気に入っているポイントを自分なりに整理しておくと、より具体的に希望を伝えられます。
2. 自分の髪の悩み・普段の状況を整理しておく
自分の髪に関する情報やライフスタイルを伝えることも、似合う髪型を見つけるための重要なヒントになります。
- 髪質の悩み: 硬い、柔らかい、くせ毛で広がる、量が少ない、ぺたんこになる など
- 骨格の悩み: ハチが張っている、絶壁、面長、丸顔 など
- ライフスタイル: 職種(スーツを着るか、自由か)、スタイリングにかけられる時間(朝は5分しか時間がない、など)、普段使うスタイリング剤
これらの情報を伝えることで、理容師はあなたの日常にフィットした、再現性の高いスタイルを提案しやすくなります。
これで完璧!サロンでのショートヘアの頼み方【実践会話例】
準備ができたら、いよいよ実践です。カウンセリングの流れに沿って、ポイントと会話例を見ていきましょう。
STEP 1: まずは写真を見せて「ベース」を共有する
席に着いたら、まずは準備した写真を見せましょう。
会話例:「こんにちは。今日は、こんな感じのショートヘアにしたいです」
STEP 2: 長さの希望を具体的に伝える
全体の長さをどうしたいか伝えます。「〇cm切って」というオーダーよりも、顔のパーツなどを基準に伝えると間違いがありません。
会話例:「前髪は眉毛にかからないくらいで、耳はすっきり出るようにしたいです」「サイドと襟足は刈り上げたいです」
STEP 3: 悩みやライフスタイルを伝える
次に、準備してきた自分の髪の悩みや普段の状況を伝えます。
会話例:「サイドが広がりやすいので、ツーブロックで抑えたいです」「仕事でスーツを着るので、清潔感のある感じが良いです」
STEP 4: 「やりたくないこと」も伝える(重要)
「こうなりたい」という希望と同じくらい、「こうなりたくない」という要望を伝えることは、失敗を避ける上で非常に重要です。
会話例:「前髪を短くしすぎるのだけは避けたいです」「あまりスタイリング剤をつけないので、乾かすだけでまとまるようにしてほしいです」
「おまかせします」はアリ?上手な使い方
便利な言葉ですが、使い方には注意が必要です。
- NGな「おまかせ」: 何のヒントもなく「おまかせで」と丸投げしてしまうこと。これは理容師を困らせ、イメージと違う結果になる最大の原因です。
- OKな「おまかせ」: ある程度の条件や方向性を示した上で、プロの提案力を引き出す使い方です。会話例:「長さはこれくらいで、清潔感のある感じで、あとは僕に似合うようにおまかせします!」このように伝えれば、理容師はあなたの希望と髪質・骨格を考慮した上で、最高のスタイルを提案してくれるでしょう。
まとめ
理想のメンズショートヘアを手に入れるために最も大切なのは、理容師との**「コミュニケーション」**です。上手なオーダーとは、完璧な言葉で説明することではなく、あなたの希望や悩みを素直に共有することに他なりません。
私たちプロの理容師は、お客様の漠然としたイメージを、専門的な知識と技術で具体的な形にする専門家です。
「こんなこと言っても良いのかな?」などと気負う必要は全くありません。ぜひ、この記事を参考に、リラックスしてあなたの「なりたい自分」についてお聞かせください。最高のヘアスタイルを一緒に作っていきましょう。