【刈り上げが広がる方へ】髪質が原因?広がらないオーダー方法と解決策
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すっきりとした刈り上げスタイルにしようとしたら、サイドの髪が横に広がってしまい、思うようなシルエットにならなかった、という経験はありませんか。
髪が硬かったり、量が多かったりすると、短くした髪が立ち上がってしまいがちです。
しかし、髪質を理由に刈り上げスタイルを諦める必要はありません。
今回は、刈り上げが広がる原因と、その悩みを解決するためのオーダー方法やヘアスタイルについて詳しく解説します。
なぜ刈り上げると髪が広がってしまうのか
髪が広がってしまうのには、いくつかの原因が考えられます。
ご自身の髪がどのタイプに当てはまるかを知ることが、解決への第一歩です。
- 髪の生え方のクセ(毛流)
髪の毛はまっすぐ下に生えているとは限りません。
横や斜め上に向かって生えている髪は、短くカットすると根元のクセが強く出てしまい、横に立ち上がるように広がってしまいます。 - 髪質(硬さ・ハリ)
髪の毛一本一本が太く、硬い髪質の方は、髪にハリとコシがあります。
そのため、髪が重力に負けずに自立しやすく、横に広がる原因となります。 - 髪の量(多毛)
髪の量が多い方は、髪の内側からの圧力が高まります。
サイドを刈り上げると、その圧力が外側に向かって働き、全体を押し広げるように膨らんでしまいます。 - カット技術の問題
髪質や骨格、生え方を考慮せずに、ただバリカンで短くするだけでは、髪の収まりが悪くなります。
広がってしまうのは、髪質に合ったカットが施されていない可能性も考えられます。
髪の広がりを抑えるオーダーのポイント
理容室でオーダーする際に、いくつかのポイントを押さえるだけで、仕上がりは大きく変わります。
ぜひ次の点を理容師に相談してみてください。
- 「ツーブロック」を検討する
広がりやすい部分を刈り上げ、その上から長い髪を被せるツーブロックスタイルは、物理的に広がりを抑え込む最も効果的な方法の一つです。 - メリハリのある「ミリ数」を選ぶ
12mmや15mmといった中途半端な長さは、髪が最も立ち上がりやすく、広がりやすい場合があります。
思い切って6mm以下に短くするか、あえて長さを残して重みで抑えるなど、メリハリのある長さを選びましょう。 - 「ダウンパーマ」を相談する
サイドの浮きやすい髪を、薬剤とアイロンの熱で根元から抑えつける「ダウンパーマ」という施術があります。
日々のスタイリングが格段に楽になるため、広がりが特に気になる方には非常におすすめです。 - 髪の悩みを正直に伝える
「横が広がりやすいのが悩みです」と、ご自身の悩みを正直に伝えることが最も重要です。
プロの理容師は、その悩みを解決するための様々な技術やスタイルを知っています。
広がりやすい髪質の方におすすめのヘアスタイル
広がりを抑えつつ、おしゃれに見えるヘアスタイルはたくさんあります。
ここでは代表的なスタイルをご紹介します。
- ツーブロック × マッシュ
被せるマッシュ部分の重みでサイドの広がりをしっかりと抑えます。
ナチュラルで現代的な印象に仕上がります。 - フェードカット
サイドを非常に短く、地肌に近い状態から刈り上げるフェードスタイルは、髪が広がる前にカットしてしまうため、膨らむ心配がありません。
シャープで潔い印象になります。 - ソフトモヒカン
トップに高さを出し、サイドは短くすることで、視線が縦のラインに集まります。
横への広がりが目立ちにくくなる効果が期待できます。
自宅でできるスタイリングのコツ
日々のスタイリングでも、広がりを抑えるためにできることがあります。
少しの工夫で、サロン帰りのスタイルを維持しやすくなります。
- ドライヤーの風は上から下に
髪を乾かす際は、ドライヤーの風を必ず上から下に当て、根元を抑えつけるように乾かしましょう。
下から風を当てると、根元が立ち上がり、広がりの原因になります。 - セット力のあるスタイリング剤を選ぶ
髪の広がりを抑えるには、ある程度のセット力と重さが必要です。
ジェルやグリース、硬めのワックスなどを使い、サイドの髪をしっかりと抑えましょう。
まとめ
髪が広がるという悩みは、決して珍しいものではありません。
そして、それは髪質のせいだけで諦める必要のない悩みです。
ツーブロックやダウンパーマといった技術、そして髪質に合わせたカット技法を用いることで、理想の刈り上げスタイルは実現可能です。
そのためには、お客様一人ひとりの髪質や骨格、生え方を正確に診断し、最適な解決策を提案できるプロの目と技術が不可欠です。
もし長年、髪の広がりで悩んでいるのなら、ぜひ一度、経験豊富な理容師に相談してみてはいかがでしょうか。
あなたの悩みに寄り添い、最適なスタイルを共に見つけてくれるはずです。
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