メンズもみあげの切り方【完全版】セルフカットの基本からプロの技まで
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メンズの第一印象を左右する、最も重要なパーツの一つが「もみあげ」です。ここの「切り方」一つで、あなたの清潔感も、おしゃれ度も、そして自信さえも大きく変わってきます。しかし、いざ自分で切ろうとしても、「何から手をつければいいか分からない」「どうすればかっこよくなるんだろう」と、疑問は尽きないものです。
この記事は、そんなメンズのもみあげに関する全ての疑問に答えるための完全ガイドです。セルフカットの基本から、ワンランク上の仕上がりを実現するプロの技まで、その全てを詳しく解説していきます。
Contents
STEP1:切る前の「設計図」。理想のもみあげデザインを知る
失敗しないための最初のステップは、行動の前に、まず知識を得ることです。もみあげにはどのようなデザインがあるのかを知り、自分の「理想」をイメージしましょう。
- デザイン要素1:長さ
- 短い(耳の穴あたり)
爽やかで、スポーティーな印象。 - 標準(耳たぶのライン)
バランスが良く、どんなスタイルにも合う万能な長さ。 - 長い(耳たぶより下)
ワイルドで、個性的な印象。
- 短い(耳の穴あたり)
- デザイン要素2:形
- 自然な先細り
最もナチュラルで、優しい印象。 - シャープなスクエア
男性的で、フォーマルな印象。 - 個性的な逆三角形
おしゃれで、デザイン性の高い印象。
- 自然な先細り
- デザイン要素3:スタイル
- ツーブロック
サイドを刈り上げ、現代的ですっきりとした印象に。 - フェード
0mmに近い長さから、滑らかなグラデーションを作る、おしゃれ上級者スタイル。
- ツーブロック
STEP2:道具を揃える。セルフカットの相棒選び
自分の目指すスタイルに合わせて、適切な道具を揃えましょう。
- 基本セット
コーム(くし)、刃先の小さいハサミ(眉用など)、毛量を調整するスキバサミ。 - 輪郭の仕上げ用
肌に優しい電気シェーバーや、小回りの利くL字カミソリ。 - 刈り上げスタイル用
長さを調整するアタッチメントが付いたバリカン。
STEP3:いざ実践。失敗しないための切り方、全手順
道具が揃ったら、いよいよ実践です。基本は「濃さ→長さ→輪郭→仕上げ」の順で進めます。
- 濃さを調整する(スキバサミ)
まず、もみあげが濃いと感じる部分の毛量を、スキバサミで軽くして、全体のベースを整えます。 - 長さを決める(ハサミ/バリカン)
次に、理想の長さに合わせて、ハサミやバリカンで大まかな長さをカットします。 - 形を作る(ハサミ/トリマー)
決めたデザインに沿って、輪郭のラインを少しずつ、慎重に作っていきます。 - 輪郭を剃る(カミソリ/シェーバー)
デザインしたラインの外側にある産毛をきれいに剃り、輪郭を完成させます。 - 仕上げる(保湿)
最後に、肌トラブルを防ぐため、化粧水などで必ず保湿しましょう。
なぜプロの「切り方」は、セルフと次元が違うのか
セルフカットの技術を磨くことも素晴らしいことですが、プロの理容師が施す「切り方」は、全く異なる次元にあります。
- 見えない部分まで計算された「設計力」
プロは、あなたの骨格、髪質、生え癖、毛流れ、そしてヘアスタイル全体とのバランス、さらには、数週間後に髪が伸びてきた時のことまで、すべてを計算して、あなただけのもみあげを「設計」します。 - 道具を体の一部のように操る「技術力」
ハサミとコームだけで作る滑らかなグラデーション(刈り込み)や、理容師だけが扱えるプロ用カミソリ「レザー」一本で描く、寸分の狂いもないシャープなライン。これらは、セルフカットでは決して再現できない、長年の修練で培われた専門技術です。 - あなただけの答えを導き出す「提案力」
数え切れないほどのデザインパターンと、豊富な経験から、あなた自身も気づいていない「最も似合う切り方」を提案してくれます。
オーダーのコツ
オーダーする際は、理想のスタイルの写真を見せるのが確実ですが、「自分に一番似合う形でお願いします」と、プロの提案力に身を委ねてみるのも、最高のスタイルに出会うための賢い選択です。
メンズのもみあげの「切り方」は、正しい手順と練習で、セルフでもある程度上達できます。しかし、それはあくまで「整える」レベルであり、あなたの魅力を最大限に引き出す「デザイン」の領域は、プロの理容師にしか到達できません。日々のメンテナンスはセルフで、そして月に一度はプロの技術で自分をアップデートする。そんな賢い自己投資として、ぜひ一度、お近くの理容室を訪れてみてはいかがでしょうか。
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