ショートヘア女性のもみあげの切り方。襟足とのバランスが鍵
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思い切ってショートヘアにしたとき、「もみあげや襟足が、なんだか男性っぽく見えてしまう…」「横顔がすっきり見えない」そんな風に悩んだ経験はありませんか。実は、ショートヘアの女性らしさやおしゃれ感は、もみあげや襟足といった「生え際」の繊細な処理で決まると言っても過言ではありません。
この記事では、あなたのショートヘアを、さらに洗練されたスタイルへと格上げする、女性のためのおしゃれなもみあげの切り方(整え方)について、詳しく解説していきます。
なぜ女性のショートヘアに「もみあげ」の切り方が重要なのか
顔周りの髪が短いショートヘアだからこそ、もみあげの処理には、スタイル全体を左右する、いくつかの重要な役割があります。
- 横顔の美しさを決定づける
ショートヘアでは、もみあげのラインが、そのままあなたの横顔の印象に直結します。この部分をシャープに、あるいは柔らかく整えることで、横顔のシルエットを自在にコントロールすることができます。 - 女性らしい「柔らかさ」を演出する
どうしてもボーイッシュな印象になりがちなショートヘア。しかし、もみあげの先端を、肌に馴染むように柔らかくぼかしてあげるだけで、女性らしい繊細なニュアンスがプラスされ、ぐっと優しい雰囲気に変わります。 - ピアスやイヤリングがもっと映える
耳周りをすっきりと整えることで、お気に入りのピアスやイヤリングが引き立ち、アクセサリーを活かしたおしゃれを、より一層楽しむことができます。 - 襟足との繋がりがシルエットを決める
もみあげは、襟足へと続く、ヘアスタイル全体のシルエットの起点です。もみあげから襟足にかけてのラインが美しく繋がることで、首が長く、頭の形がきれいに見え、完璧なバランスが生まれます。
ショートヘアに似合う、女性のもみあげデザイン
ショートヘアの女性におすすめしたい、代表的なもみあげのデザインをご紹介します。
- ナチュラルな先細りスタイル
切り方
もみあげの先端が、自然に細く、肌にすっと馴染むようにカットします。スキバサミで毛量を調整し、軽さを出してあげるのが、重く見せないためのポイントです。
印象
最も自然で、どんなタイプのショートヘアにも合わせやすい、王道のスタイルです。 - すっきりとしたショートツーブロック
切り方
サイドの髪が膨らんでしまうのが悩みの方におすすめなのが、もみあげの内側を短く刈り上げるスタイルです。刈り上げ部分の長さを6mm〜9mm程度と長めに設定することで、男性っぽくなりすぎず、あくまで自然にボリュームを抑えることができます。
印象
サイドのシルエットが非常にコンパクトになり、すっきりとシャープな印象になります。 - ピアスが映える「耳かけ」前提スタイル
切り方
普段から髪を耳にかけることが多い方は、その状態が最も美しく見えるように、耳の前に落ちるもみあげの毛束を、繊細にデザインします。長すぎず、短すぎない、絶妙な長さ設定が鍵となります。
なぜショートヘアの「生え際」は、プロの理容師にお任せすべきなのか
セルフカットでは、この繊細なデザインを、左右対称に、そして襟足との繋がりまで考えて切るのは至難の業です。特に、ショートヘアは、ラインがわずか数ミリ違うだけで、全体の印象が大きく変わってしまうため、プロの技術に任せるのが最善の選択です。
- 理容師は「生え際のプロフェッショナル」
理容師は、日々の仕事の中で、男性の刈り上げなど、もみあげや襟足といった「生え際」のデザインを、ミリ単位で追求しています。女性のショートヘアに必要な、繊細で美しいライン作りは、まさに理容師の得意分野なのです。 - 「レディースシェービング」という最高の仕上げ
カットで完璧に形を整えた後、理容師だけが扱えるプロ用のカミソリ(レザー)で、もみあげや襟足の産毛を、肌に負担をかけずに完璧に処理します。この「シェービング」による仕上げがあるかないかで、仕上がりの清潔感と美しさは、全く違うものになります。 - 美容室との明確な違い
法律上、カミソリを使った本格的なシェービングは、理容師にしか認められていません。美容室では、この完璧な「剃り」の仕上げを行うことはできないのです。
オーダーの仕方
オーダーする際は、「ショートヘアに合う、女性らしいもみあげにしてください」「襟足のラインが綺麗に見えるように整えてほしい」など、あなたのなりたいイメージを伝えることが大切です。もちろん、理想のスタイルの写真を見せるのも、非常に有効な方法です。
あなたのショートヘアを、誰もがっとする洗練されたスタイルへと昇華させるための「最後の仕上げ」。ぜひ一度、お近くの理容室で、プロが創り出す、完璧な生え際の美しさを体験してみてはいかがでしょうか。
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